top of page

アリババクラウドとは?

アリババクラウド(Alibaba Cloud)とは?

■アリババクラウド(Alibaba Cloud)は、中国最大のクラウド事業者です。
アリババクラウド(Alibaba Cloud)は中国最大なECサイト「淘宝(Taobao)」や電子決済ツール「Alipay」など、日本でも知られるサービスをサポートしている、アリババグループが提供するパブリッククラウドサービスです。毎年の11月11日に行われる中国最大のネットセール祭り(2019年は4兆円も突破)でも、その膨大なアクセスを制御し、サービスの根幹を朝得るアリババクラウド。中国国内シェアは第1位、世界でも第3位となるクラウドプロバイダーです。

世界21ヵ国、63ヶ所のアベイラビリティゾーンを運営し、大企業、中小企業、個人のディベロッパー、200 以上の国や地域の公共部門にクラウドコンピューティングサービスを提供しています。特に、アジアリージョンにおいては、世界中の他のクラウドプロバイダーに引けを取らないほど、数多くの国で拠点を設置しています。

世界中の他のクラウドプロバイダーが提供しているサービスをほぼ同様に提供している上に、アリババクラウドが独自に積み重ねてきた経験により、多種多様なセキュリティプロダクトを制作し、それらを一括管理するSecurity Centerも提供しています。他社では監視を掛けていない、データベースサービスにも監視の利用が可能です。さらに、日米のように、日中を接続するネットワークの不安定を解消でき、中国現地ベンダーならではのサイバーセキュリティ法への対策など、企業が中国進出にかかわる問題点を解消する事が出来るのは、アリババクラウドの一番の強みと言えます。中国プロバイダーならではの、中国でのビジネス展開をサポートするソリューションを提供しています。

 

■アリババクラウドの強み
ネットワークのカバレッジ
アリババクラウドは中国に 8 つのデータセンターを持ち、複数回線の BGP バックボーンネットワークで接続されている 1,500 以上の CDN ノードがあります。さらに、中東(ドバイ)とインドネシアリージョンでの最初のパブリッククラウドデータセンターを含む、アジア、北米、ヨーロッパ、オーストラリアなどリージョンで 19 のデータセンターを提供しています。


アジアに強い
アジアリージョンでは世界中の他のクラウドプロバイダーに引きを取らない程、数多くの国で拠点を設置されています。例えば、AWS、GCP、AZUREとアリババクラウドの中では、アリババクラウドだけはインドネシア、及びマレーシアにリージョンを開拓しています。中国独自のグレートファイアウォールを気にせず、日米で構築するネットワーク回線と同様に、日中においても安定したネットワーク回線を構築する事ができます。プロダクトのリリースもまずはアジアから行われます。


高度なセキュリティ
セキュリティリスクの高い中国で、約4割のシステムがアリババクラウド上で稼働しています。顧客側が特別なセキュリティ装置を導入しなくても、アリババクラウドがネットワークでの攻撃を防ぎ、システム運用をセキュアに保ちます。そして、アリババクラウドのセキュリティ製品は、約 100 万の組織にサービスを提供しています。中国では、大規模な DDoS 攻撃(50Gbps以上)の 50% を防止するためのレコードを設定しており、DDoS 対策製品はパスワードデコードやウェブ攻撃に対して厳しい基準を設定しています。

 

プロダクトの豊富さ
コンピュート、ネットワーク、ストレージ、データベースの他、DevOps、ピックデータ、アプリケーション、モニタリング&セキュリティなど、200を超えるプロダクトが提供されています。

 

AWS経験者ならすぐ慣れる
サービス名称がAWSと近しいものになっています。

例えば:ECS – EC2、VPC – VPC、ELB – SLB、EIP – EIP。

そのため、AWSを利用した経験のあるユーザならば、アリババクラウドは使いやすいと思われます。


データ移行の便利さ
AlibaAlibaba Cloud Data Transmission Service (以降、DTS)を使用すると、リレーショナルデータベース、NoSQL、OLAP などのデータベース間でデータを移行できます。同じ種類のデータベース間だけではなく、異なる種類のデータベース間の移行もできます。

DTS は、データベース間のリアルタイムデータ同期ができます。また、DTS を使用して ApsaraDB for RDS の変更データをサブスクライブできます。DTS を使用すると、データの移行、リモートのリアルタイムデータバックアップ、リアルタイムデータ統合、キャッシュの更新などを簡単に実行できます。ちなみに、データ管理は日本の法律に準拠しているため、安心してご利用いただけます。
 

クラウドベースの産業AI
アリババクラウドは、AI研究開発をメインに担当している達摩院(Alibaba DAMO Academy)を設立し、独自にAI(人工知能)プラットフォームを構築しました。そのプラットフォーム上で、ECサイト「淘宝(Taobao)」や物流サービス「菜鳥網絡(Cainiao)」など、アリババグループの各種サービスが稼働しています。そうしたサービスから得た大量のデータをAIで分析し、各種サービスの改善、及びAIプラットフォームの強化に活用されます。

クラウド・コンピューティング・サービスとしては、自然言語処理、音声認識、画像認識、深層学習などのAI技術を「ET大脳(ETブレーン)」に統合し、さまざまな産業にご活用いただける、その業界ごとに特化した、産業AIを提供しています。

新型コロナウイルス感染症の流行期間中に、世界の医療機関に新型肺炎の人工知能(AI)診断技術を無償で開放しました。感染が疑われる症例のCT画像解析を1回当たり20秒で行うことができ、感染が深刻化している国外地域で医療資源の大幅節減につながります。同技術は達摩院(DAMOアカデミー)が開発し、中国ではすでに160以上の医療機関に導入され、臨床診断病例は累計26万を超えています。医師によるCT画像解析をサポートし、20秒以内に病変と肺全体に対するその割合を判別計算するとともに重症度を数値化する事が出来ます。入院患者に対しては病巣の変化の追跡分析を数値化し、医師の速やかな治療方針の調整を支援いたします。
 

ハイパフォーマンス
冒頭にも記載した中国最大なECサイト「淘宝(Taobao)」をはじめ、アリババクラウド上では、さまざまなサービスが稼働しています。中国ではYoutube、Twitter、Facebookといった外国製のサービスが使えないため、同様のサービスをアリババグループで提供しており、それらは当然アリババクラウド上で稼働しています。ECサイトや決済サービス、地図サービスなど、日常的に使うものはほとんど稼働しており、人口の多い中国での大量アクセスを安定して制御しています。ハードウェアやテクノロジーに莫大な投資をして、非常に高いレベルのクラウドでしかなし得ない処理能力、管理効率、大量データ集約、低コスト、高セキュリティを実現しています。


価格
アリババクラウドは、AWSやAzureといった他社クラウドに比べて後発という事もあり、他社クラウドよりも2割くらい安く価格設定するという、戦略的プライシングを実践しています。

bottom of page